クリーニングに出した後にクレームが発生した?一部事例と対策について。

クレームと対策

私たちは、万が一、クリーニングトラブルが発生した場合には、「クリーニング事故賠償基準」に基づき、トラブルの対応にあたります。

ここでは、クレーム事例とその対策・結果についてお知らせいたします。

クリーニング業界は「クレーム産業」と言われて久しい商売です。

悔しいですが、実際「クレームがまったく無い」というクリーニング店は、少なくても私は聞いたことはありません。

消費者センターの苦情件数は、常に「トップ10入り」と言う状況が続いております。

「なぜ!?」

それは、新品の衣類をクリーニングするのならクレームになりようが無いのですが、同じ服でもお客様の着用頻度、着用環境、保管環境、そして体質(汗・皮脂・etc.)による繊維の変化(劣化)など様々な条件により見た目ではわからない変化が起こっている為、同じ状態でクリーニングしても「洗い上がりが違う」または、クレームが発生すると言うことが起こってしまいます。(クリーニング店のミスも無いとはいえませんが・・・)

「黒のポロシャツ」・「紫系のサマーセーター」等…日焼け

クレーム 事例1

暑い夏に、汗をかいて太陽の光をたくさん浴びて・・・数回(一回でも起こりうる)のクリーニングで襟の辺りが赤く変色したことはありませんか?これは、太陽の紫外線を浴びて「日焼け」してるんです。まれに個人差はありますが、汗の中に含まれる「塩素」によって漂白(塩素漂白)される場合がございます。また、クリーニングする前には変色が無くてもクリーニングすることにより変色(脱色)する場合があります。これは、着用時に染料が繊維から浮き出し、クリーニングで一緒に流されていく場合と、乾燥時に熱により塩素が働き出して脱色する場合と、それらの複合作用があります。

ポリウレタン(コーティング)製品について…劣化

クレーム 事例2

ポリウレタンの寿命と言うのは「生地」になってから2〜5年と言うことをご存知でしたか?「生地」になってからと言うのは裁断して縫い合わせて衣類になる前・・・お店に並んだときはもうすでに劣化が始まっているんです。輸入物についてはもっと経っている物があり、今年買った物だから大丈夫!?なんて思っていたら後で寂しい思いをしてしまいかねません。「どうなるか!?」・・・コーティングが剥がれたり、硬くなったり、ひび割れしたり・・・でも5年着てても何でも無いものもあるんです。お客様の使用頻度、保管状態、体質・・・いろいろ考えられますが、私どもでは見て判るもの、例えば「硬くなっている」「ひびが入っている」「コーティングが浮いている」を除いてはほとんど判りません。洗うことにより突然「硬化」「剥離」「ひび割れ」などが起こることがあります。「製造年月日」「着用回数」「保管状態」などは、お客様もなかなか覚えていないのが現状です。私たちクリーニング店では洗うまでわからないことが多い素材と言うことをご理解ください。

ポリウレタンの経時劣化とは!?

ポリウレタンの経時劣化(けいじれっか)とはポリウレタンの性質上空気中の水分(湿気)、雨や汗により加水分解を受けやすく、また、紫外線や着用時の汚れなどでも劣化が進行すると言われております。長く大切に着ていただくには、着用後タオルなどで汚れをふき取り、良く乾燥してから風通しを良くし、出来るだけ紫外線に当てないこと(蛍光灯からも紫外線は出ております)。また、押入れ(クローゼットなど)にしまって置いている間も劣化は起こっていることをお忘れなく!

全てのポリウレタンが悪いわけではない!?

今までの文章から「ポリウレタンは悪い素材」と思って方もいるかと思いますが、日本のポリウレタンコーティングの技術はかなり進歩しております。有名メーカー(大手)の製品はちゃんとお手入れをしていただくと5年以上着れる物ばかりだと思います(輸入物でも良い物は沢山あります)。但し、高い(高価)商品だからと言って長持ちする素材ではなく、その素材の持つ特性「革製品より安い」「ソフトで軽い」「デザイン性」「カラーバリエーションの豊富さ」を寿命が続く限り楽しんで頂く物とお考えください。

 

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